日々の進歩

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知的障害について

アルジャーノンに花束を」を読んだので知的障害に
ついて書いてみたいと思います。

この小説をきっかけに人間の精神、頭脳(知的活動)に
興味を持った人がいたとすればそれはすばらしいことです。

しかしこの物語には現実と違う点がいくつかありますので
僕は指摘したいと思います。

1.知的障害者の個性
知的障害者も人間です。しっかりした人もいれば明るくて
元気な人もいます。責任感も強い人もいれば弱い人もいる
でしょう。この小説の主人公「チャーリィ・ゴードン」は
一つの例にすぎません。

2.精神障害者の差別
主人公チャーリィは物語終盤に暴走します。自暴自棄に
なって周囲のサポートを拒絶する場面があります。
僕はこの部分の描写が辛く感じました。
これは統合失調症の方によく現れる症状です。
アパートの大家さんから「あなたは最近どうしたんだ。
病気なのか。怠けているのか」と問われて
病気だと思うとチャーリィが答える場面が登場します。

物語中の、主人公による「とっさの一言」とはいえ、この
言葉は本当の病気(精神疾患)の人を追い詰める言葉です。

3.知的障害者の程度
知的障害には大きく分けて「重度」と「軽度」があります。
軽い知的障害の方はコミュニケーションを取ることも
できて、働くことも可能です。
重い知的障害の人間は「車椅子に座ったまま、食事や排泄の
世話をされるだけ」という人も一部いるでしょう。

もちろんカテゴリー分けは簡単ではありません。
上記の二つの「中間」に位置していたり、微妙な場所に
ポジショニングしている人もいるでしょう。
是非あなたはこの小説の知的障害者が、知的障害の全てだ
とは思わないでください。

僕は障害についての本を読んで知識を深めました。
知的障害でしたら歴史が古く(精神障害と比較して)、
学校内での支援や教育のメソッドが確立されています。
参考文献を当たってみてください。
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