日々の進歩

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コロとキャスター 甲野理論2

甲野善紀さんが繰り返し語る「たとえ話」に、コロとキャスターについ
てのお話がある。

まずは「コロ」について。昔の人が、大きな岩などを多人数で運ぶとき
、岩の下に丸太を置きました。そしてその上を紐で引っ張るなどして
岩を動かし続けました。そうすれば地面に置いた状態よりも摩擦が
少なくなりますので、簡単に動かせますよね。これが「コロ」です。

しかしこのコロには、欠点もあります。それは「方向転換が難しい」
ということ。また「通り過ぎた後の丸太を再び前へ持ってきて、そこに
置く」という作業が繰り返し必要になりますので、手間がかかります。

そこで登場したのが新たなる発明品「キャスター」です。板の四隅に
それぞれ4つの車輪を装着し、その上に岩を乗せて動かす。そうすると
簡単に岩を運べます。方向転換も簡単です。

甲野善紀さんはご自分の技の性質を分かりやすくするため、この話を
よく行います。普通の人の動きが「コロ」で、甲野さんの技が「キャス
ター」なんだと。全く新しいアイデアをベースにして動く甲野さんだ
からこそ、普通の人の一般常識では及びもつかない動きが可能になる、
というのです。

普通の人が「パワーをつけたい」と思ったら。ウエイトトレーニングな
どを続けることで、「とにかく筋力をアップさせるんだ!」と考えがち
です。

ですが甲野善紀さんは、それの更に上を行きます。「どのような体使い
をすれば、最もパワーを発揮できるだろうか」とアイデアをひねるのだ
そうです。だからこそ甲野さんの技は独自性が高く、なかなか読まれに
くい。そして予想外のタイミングで、予想外のパワーが相手に襲ってく
る。

普通の人が「このような構えでは、30の力が来るだろうな」と予想す
るような姿勢から。甲野善紀さんは100の力を発揮することができ
ます。だからこそ相手はバランスを崩したり、剣での一撃を無防備な
状態で受けてしまったりするのです。

技アリの身体になる
甲野さんのお弟子さんに当たるような人が書いた本です。
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